写・憲法やってみた

日本国憲法と自民党改定草案を写してみました。違うところも一つずつ見てみました。

2016-06-06から1日間の記事一覧

第58条:議院の秩序

衆参両院は、それぞれに自分たちで秩序を整えるよう、定められているようです。 ・議長と役員を選ぶ ・諸々の手続きや規律を定める ・秩序を乱した議員を懲罰する。 こういうことは、「出席議員の過半数」で議決できる、と。でも、 ・議員の除名 については…

第59条:衆議院>参議院はなぜ?

二院制って必要なのかな、と思うことがあります。 なぜなら、「衆議院の優越」と言われるからです。 うーん、たしかに憲法に「衆議院の優越」が明記されています。 なぜなのでしょう。 あちこち検索して内容をかいつまむと、 「任期4年・解散ありの衆議院の…

第60条:予算について

共同体を運営するために国民から吸い上げたみんなで出し合ったお金(税金)をどう使うのか。 重大な問題です。 通常国会が1月に始まると、予算委員会が必ず目玉になりますよね。 予算の決定はとにかく「衆議院の優越」が目立つ条項です。 これもやはり、「…

第61条:条約の承認も衆議院>参議院

国会は条約の承認もしなければなりません。 国会がするのは「締結の承認」。締結自体は内閣のお仕事です(73条3号)。 外務省サイトに条約締結までの流れの模式図が出ていました。 こんなふう。 前条第2項というのは、「予算(ここでは条約の承認)につい…

第62条:国政調査権てなんだろう?

これはですね、素人には難しい条文です。 国会はしょっちゅう「証人喚問」とやらをしていますが、それがこれと関係あるのでしょうか。 「国政調査権」ってなんでしょう。コトバンクではこんなふう。 ………わからない。 具体例をあげるとわかるでしょうか。 ・…

第63条:大臣は国会に必ず出なければならない、わけではないの?

これは、行政府と立法府の関係を述べた条項なのだろうと思います。 閣僚は議員であっても議員でない。そんな存在なのかもしれません。 それだけ責任が重いのですね。 出席を求められた時は、出席しなければいけない、というのも責任の重さを感じさせます。 …

第64条:裁判官の裁判の裁判官は国会議員なのね

裁判官は、一度なるとなかなか辞めさせることができないようですね。司法権は大事にしないといけませんもの。納得です。うんうん。 「弾劾裁判所」 言葉だけは聞いたことがありますけれど、具体的にはどんなものなのでしょう。 ・詳細は「裁判官弾劾法」によ…

草案:第64条の2:「政党」が、満を持して憲法に登場

モノゴコロついた時から、自由民主党とか公明党とか共産党とか(あと名前がいろいろ変わる政党とか)がありましたので、その存在を当たり前だと思っていたのですが、憲法には「政党」についての規定がないのでした。 それをきちんとしたろうやないか……という…

第65条:行政権は内閣に属する、って

第5章「内閣」の最初の条文です。 美しい。 シンプルです。 だからこそ。 わかるようでわからない。 草案ではわかるようになっているでしょうか。 なんと! シンプルでなくなっています。 こんなふう。 ええと……「行政権」からいこう。 困った時のコトバン…

第66条:内閣の組成とか責任とか

結構、いろんなことを詰め込んだ66条です。 1項は「内閣の組成」ですね。 2項は「軍人はダメよ」と。 3項はなんだろう。「行政府と立法府は一蓮托生」 ということ? これはちょっと、素人が一読しただけでは理解不能です。 草案はどうでしょう。 あんまり…

第67条:内閣総理大臣の決め方

なんだかんだ言っても、総理大臣がいないと国政は始まらないのです。 総理大臣は国会議員でなくてはならないのですね。 ここでも「衆議院の優越」があるようです(「衆議院の優越」については、第59条に定めてあります)。 民意をダイレクトに反映している、…

第68条:内閣のメンバーの決め方・やめさせ方

他の章と同じように、まずは基本的な枠組みから規定していく「第5章 内閣」です。 その二つめは、内閣のメンバーの決め方と、なにかあったときのやめさせ方。 国務大臣は、必ずしも「国会議員」である必要はないのですね。そういえば、初期の竹中平蔵氏は国…

第69条:内閣の総辞職のさせ方

内閣を総辞職させるには、こういう方法を使うのだそうです。 ふむ。 不信任案が可決されたり、 信任案が否決されたりすると、 内閣には「衆議院の解散」か「総辞職」の道しかないのですね。 特に規定もないので、これは「出席議員の過半数」で決まってしまい…

第70条:内閣が総辞職をしなくてはいけないケース

69条でも思いましたが、しっかりした内閣って、案外難しいものかもしれません。 総理大臣が欠けたときって、なんでしょう。 法律家のサイトをウロウロしたところ、こんなことのようです。 ・死亡した時(小渕内閣がそうでしたですね) ・資格を失って地位を…

第71条:行政府を空白にはしないぞ、と

内閣が総辞職した場合については3つもの条文が憲法に割かれています。 「もしも」に備えないといけませんものね。 なるほど。 解散した瞬間から、衆議院議員は国会議員ではなくなりますが、内閣は次の内閣にバトンタッチするまで内閣だ、ということですね。…

第72条:内閣総理大臣のお仕事

内閣総理大臣とは、具体的に何をする人なのでしょう。 3つありますね。・内閣を代表して議案を国会に提出 ・国務と外交について国会に報告 ・行政各部の指揮監督 1つめはわかりやすいですが、後のふたつはぽやんとしかわかりません。 国務と外交はそれぞれ…

第73条:内閣のお仕事

72条は総理大臣のお仕事でしたが、73条は統治集団「内閣」のお仕事です。 ちょっと難しいですね。 「一般の行政事務」はそれぞれ決められた仕事を各閣僚がする、ということなのかな。 「内閣総体」として取り組む仕事と、個々の大臣が請け負う仕事が混ざって…

第74条:法律に署名すること

74条はシンプルです。 へえ、そうなんだ。 すべての法律と政令には、国務大臣と、内閣総理大臣が、サインしないといけないのですね。 私が責任を持ちますよ、ってことでしょうか。 草案はこう。 変わらないですね。 文字統一が一つありました。 しかし責任て…

第75条:国務大臣の特権

国の重責を担う人には、特権があります。 国会議員の不逮捕特権と同じようなことかしら(50条)。 でも「逮捕」じゃないですね。「訴追」なんだ。 法律家サイトによると、逮捕も含まれるようです。こちら。 現行犯逮捕はどうなるのかな。 2文めは、在任期間…

第76条:裁判官の武器は良心と憲法と法律

司法の最初の条文は、「国会」や「内閣」の最初の条文と違って、たくさん書き込んであります。 1項目は「司法権」の属するところかな。 2項目は「司法権」の独立? 特別裁判所というのは、コトバンクによれば、軍法会議や行政裁判所というようなものなのだ…

第77条:司法のルールは裁判所が決める

法律は立法府である国会が決める、というのが基本ルールですが(41条)、裁判や裁判所のルールは裁判所が決めるのだそうです。 なるほど。 例えば、衆議院は民意を敏感に反映させる議院なので、それに影響されてコロコロ裁判所のルールが変わったら安心でき…

第78条:裁判官は簡単には辞めさせられない

裁判官の身分は守られなければなりません。 あんまり簡単に罷免されるようだと、裁判の正当性・公平性に揺らぎが出てきてしまうのだろうと思います。 報酬も含めて、他者の人生を預かることになる裁判官の身分保障は、とっても大切なんですね。 罷免の手続き…

第79条:最高裁判所の裁判官について

司法の最高権威、最後の砦の「最高裁判所」。 その裁判官についての規定です。大事です。 長いですね。しかも難しいです。 1項は裁判官の構成。で、裁判長以外は内閣が任命する、と 。 では裁判長はと言うと、「内閣の指名に基づいて、天皇が任命」(第6条…

第80条:下級裁判所の裁判官について

79条は最高裁判所の裁判官に対する規定でしたが、80条は地方裁判所と高等裁判所の裁判官についての規定です。 下級裁判所の裁判官の指名は、最高裁判所がするのですね。で、内閣が任命、と。 あとは、任期とか、定年制とか、報酬とかですね。 ちょっと不安な…

第81条:最高裁判所は最高だ

最高裁判所の役割はたいへん重いものです。 そう。 すべての法律・命令・規則・処分が憲法に適合するかしないかを決定するのは最高裁判所。 憲法、大事! 最高裁判所、大事! で、草案はというと。 変わってないですかね。 変わっていないと思います。 言い…

第82条:裁判は公開で

秘密裁判はダメなのよ、ってことなんだと思うのです。 「対審」とは、民事訴訟における口頭弁論、刑事訴訟における公判手続のことなのだそうです。 さて、こういうものは、原則公開しないとダメですよ、ということなんですね。 2項は、公開しないでいい場合…

第83条:みんなのお金の使い方

国の財政とはつまり、みんなの税金をどうやって使いましょうか、ということなのです。規模が大きいので、物事の軽重をつけるのも大変なことでしょう。 毎年通常国会を開催すると一番最初にやる予算委員会、というものですね。 よろしく頼みますよ、と思いま…

第84条:税金を課すのは慎重に

2016年は消費税が「新しい判断」で先送りされたのでした。 共同体の成員からお金を集めるのは、代表がみんなで話し合って慎重に決めようよね、ということと理解しました。 一番トップが気まぐれに勝手に「カネ出せ!」って言ってもさ、ってことですよね。 (…

第85条:お金は勝手に使っちゃダメ

まったくもっともな話なのです。 お金使ったり、借金したりする場合は、みんなで話し合ってからね。 ………ってことですね? 草案はどうでしょう。 これは変わんないですね。 うん。変わりません。 みんなの大事なお金についてそうやって話し合って決めても、効…

第86条:予算は内閣が決める

誰が最初に支出プランを立てるのか。 それは私、と内閣が言った。 で、みんなで話し合って決めましょう、と。 草案はそう簡単ではなさそうです。 長くなってます。ぐっと増えてます。 こんなふう。 難しい……、私には。 ええと、2項は補正予算案のことですね…