写・憲法やってみた

日本国憲法と自民党改定草案を写してみました。違うところも一つずつ見てみました。

第4章 国会

第41条:国権の最高機関

三権分立って、言葉では馴染み深いのですが、よくわかっているかというとちょっと曖昧です。 第4章は立法府である「国会」について。 あ、国会は「国権の最高機関」なんだ……。 「国権」とは「国家の権力。国家の支配・統治権」(『広辞苑』)。 草案はなん…

第42条:国会には二つの議院

国会の構成について規定する42条です。 はい。これは知っています。 草案も変わりませんね。 あ、微小な変更があった。

第43条:議院の構成

国会は何者によって構成されるのか。 私たちが選んだ「国民の代表」によって、構成されているのですね。 構成員(国会議員)ももちろん「国民」です。 衆議院と参議院、どこか違うのかな、ふたついるのかな、という気もしますが、違いはおいおい明らかになっ…

第44条:選ぶ人・選ばれる人の資格

投票は国民の権利ですが、資格がいるようです。 ここでいう「法律」は公職選挙法。最近、「選挙人の資格」が18歳以上になりましたですね(2016年6月19日施行)。 憲法は変えにくいけれども、法律は変えやすいというのがよくわかった出来事でした。 2文目の…

第45条:衆議院議員の任期

各議院の構成人数や選挙権・被選挙権の詳細については別に法律で決めていますが、任期は憲法でがっちり決まっているのですね。 まずは衆議院から。 4年です。 でもそうそう、 衆議院には「解散」がありますよね。 そこが参議院とは違うところです。 あんま…

第46条:参議院議員の任期

衆議院議員の任期に続いて、参議院議員の任期です。 1期6年て、けっこう長いですね。 生まれたばかりの子供も来年1年生、とか ぴかぴかの1年生がもう小学校卒業ですって、とか 6年経っても大学卒業できないってまずくね?とか そのくらいの長さがありま…

第47条:選挙の詳細は憲法では決めない

当たり前のことなのでしょうが、国会についても、一つずつていねいにていねいに決めていきます。 この「法律」も、公職選挙法です。 最近、参院選の選挙区や定数が変わりました。 こういうことは時代とともに変わっていくものだと、憲法の作成時に織り込んで…

第48条:議院の二股は禁止

当たり前じゃん、というのが甘いのでしょうね。 こういうことも明文化しないといけないのか、と思った条項です。 そうそう、二股禁止。 草案でも、もちろん禁止。 文語だけは必ず直します。

第49条:政治とカネ

「せいじとか」と入力すると、予測変換に「政治とカネ」と出てきます。 すでに一般名詞化しているような、眉をひそめがちな「政治とカネ」の関係。 それについて定めた49条。 この「法律」は、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律だそうです。 「歳…

第50条:議員が逮捕されない時、される時

国会議員と言うのは、大変な特権を持っているのですね。 国会の会期中は、違法行為をしても逮捕されないし、会期前に逮捕されていても、議院からの要求があれば、会期中は釈放しなければならない、と。 これは「ずるいな、国会議員」という話ではなくて、そ…

第51条:議員が責任を問われない時

これは難しい条文です。 どういうことでしょう。 よくわかりません。 「院外で責任を問われない」というのは、どうも「刑事的・民事的責任」ということのようです。 真面目に演説なり討論なりした内容について、逮捕されたり賠償請求を受けたりすることはあ…

第52条:通常国会が開かれるとき

通常国会とは定期的に召集される国会です。 憲法ではこれだけしか決めていませんが、国会法では1月中に開催することが決められているそうです。 草案はどうでしょう。 新しく2項がつきました。 1項もちょっと変更がありましたですね。 通常国会は150日と決…

第53条:臨時国会の開き方

国会には、常会・臨時会・特別会という3つの種類があるのだそうです。 常会は52条で定めた、年1回、1月から6月くらいまでのもの。 では臨時会は? いずれかの総議員の 4分の1以上の要求が必要なんですね。 衆議院だと119人以上、参議院だと61人以上。結…

第54条:衆院の解散は力任せ?

「衆議院の解散」 なんとなく馴染んでいる言葉です。 細かく決まっていますね。 政治に空白をつくってはいけない、ということなのだと想像します。 それにしても、衆議院の優越は揺るぎのない感じです。 さて。 今まで、「衆議院の解散権は、内閣総理大臣の…

第55条:議員の資格審査?

時々、難しい条文のある「4章 国会」です。 ………わからない。2文目はわかりますが、1文目がわかりません。 「争訟」というのは、「訴訟を起こして争うこと」(広辞苑)。 国民の代表である議員の資格について訴訟を起こす? 裁判所に? 国会に? 草案はど…

第56条:議事を開ける人数・議決できる人数

通常国会は1月に始めて150日間、と国会法にあります。 でもその間にサミットがあったり、外相会談があったり、海外視察があったり、地元に帰ったりするみたいだけどなあ……と思っていたら、議会が開催できる最小人数が、憲法で定められていたのでした。 そう…

第57条:秘密の国会ですって

謎めいた条文です。「会議と議事録の公開」と「秘密会」。 秘密会! 基本的に ・会議は公開 ・議事録は公表 ただし ・秘密会を開ける ・議事録も非公表にできる 非公開の会議が憲法で認められているのですね。 そのためには「出席議員の3分の2以上の多数」…

第58条:議院の秩序

衆参両院は、それぞれに自分たちで秩序を整えるよう、定められているようです。 ・議長と役員を選ぶ ・諸々の手続きや規律を定める ・秩序を乱した議員を懲罰する。 こういうことは、「出席議員の過半数」で議決できる、と。でも、 ・議員の除名 については…

第59条:衆議院>参議院はなぜ?

二院制って必要なのかな、と思うことがあります。 なぜなら、「衆議院の優越」と言われるからです。 うーん、たしかに憲法に「衆議院の優越」が明記されています。 なぜなのでしょう。 あちこち検索して内容をかいつまむと、 「任期4年・解散ありの衆議院の…

第60条:予算について

共同体を運営するために国民から吸い上げたみんなで出し合ったお金(税金)をどう使うのか。 重大な問題です。 通常国会が1月に始まると、予算委員会が必ず目玉になりますよね。 予算の決定はとにかく「衆議院の優越」が目立つ条項です。 これもやはり、「…

第61条:条約の承認も衆議院>参議院

国会は条約の承認もしなければなりません。 国会がするのは「締結の承認」。締結自体は内閣のお仕事です(73条3号)。 外務省サイトに条約締結までの流れの模式図が出ていました。 こんなふう。 前条第2項というのは、「予算(ここでは条約の承認)につい…

第62条:国政調査権てなんだろう?

これはですね、素人には難しい条文です。 国会はしょっちゅう「証人喚問」とやらをしていますが、それがこれと関係あるのでしょうか。 「国政調査権」ってなんでしょう。コトバンクではこんなふう。 ………わからない。 具体例をあげるとわかるでしょうか。 ・…

第63条:大臣は国会に必ず出なければならない、わけではないの?

これは、行政府と立法府の関係を述べた条項なのだろうと思います。 閣僚は議員であっても議員でない。そんな存在なのかもしれません。 それだけ責任が重いのですね。 出席を求められた時は、出席しなければいけない、というのも責任の重さを感じさせます。 …

第64条:裁判官の裁判の裁判官は国会議員なのね

裁判官は、一度なるとなかなか辞めさせることができないようですね。司法権は大事にしないといけませんもの。納得です。うんうん。 「弾劾裁判所」 言葉だけは聞いたことがありますけれど、具体的にはどんなものなのでしょう。 ・詳細は「裁判官弾劾法」によ…

草案:第64条の2:「政党」が、満を持して憲法に登場

モノゴコロついた時から、自由民主党とか公明党とか共産党とか(あと名前がいろいろ変わる政党とか)がありましたので、その存在を当たり前だと思っていたのですが、憲法には「政党」についての規定がないのでした。 それをきちんとしたろうやないか……という…