写・憲法やってみた

日本国憲法と自民党改定草案を写してみました。違うところも一つずつ見てみました。

第70条:内閣が総辞職をしなくてはいけないケース

 

69条でも思いましたが、しっかりした内閣って、案外難しいものかもしれません。

 

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 総理大臣が欠けたときって、なんでしょう。

法律家のサイトをウロウロしたところ、こんなことのようです。

・死亡した時(小渕内閣がそうでしたですね)

・資格を失って地位を離れた時

・辞職した時

 

まあ、総理大臣が閣僚を指名するわけですから、要がいなくなっちゃったら成立理由がなくなっちゃうのでしょう。

 

草案はどうなりましたか。

 

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2項が新設されていますね。 

 

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この2項は、どういう意図があるのでしょう。Q&Aを見てみると……


 内閣総理大臣は、内閣の最高責任者として重大な権限を有し、今回の草案で、その権限を更に強化しています。そのような内閣総理大臣に不慮の事態が生じた場合に、「内閣総理大臣が欠けたとき」に該当するか否かを誰が判断して、内閣総辞職を決定するための閣議を誰が主宰するのか、ということが、現行憲法では規定が整備されていません。

 しかし、それでは危機管理上も問題があるのではないか、指定を受けた国務大臣が内 閣総理大臣の職務を臨時代行する根拠は、やはり憲法上規定すべきではないか、との観 点から、今回の草案の 70 条 2 項では、明文で「内閣総理大臣が欠けたとき、その他こ れに準ずる場合として法律で定めるときは、内閣総理大臣があらかじめ指定した国務大 臣が、臨時に、その職務を行う」と規定しました。

内閣総理大臣が欠けたとき」とは、典型的には内閣総理大臣が死亡した場合、ある いは国会議員の資格を失ったときなどをいいます。「その他これに準ずる場合として法律で定めるとき」とは、具体的には、意識不明になったときや事故などに遭遇し生存が 不明になったときなど、現職に復帰することがあり得るが、総理としての職務を一時的に全うできないような場合を想定しています。

 

せ、説明が長い………

ええと、要約すれば、〈草案〉では総理大臣の権限を強化しているため、その欠員は今まで以上に大問題。だから憲法に明文化する必要がある、ということですね。

内容としては「内閣法」の第9条を憲法に“格上げ”したみたいな感じのようです。

  

現在、「あらかじめ指定した国務大臣」というのは、最近よく聞くところの「副総理」(正式官名ではなく、ナンバー2の通称のようなものらしい)ですよね。

つまり今、安倍さんになにかあったら麻生さんが代行者なのね。