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写・憲法やってみた

日本国憲法と自民党改定草案を写してみました。違うところも一つずつ見てみました。

第24条:結婚は二人が主役……でなく?

 

最近は結婚事情がだいぶ変わってきました。事実婚とか同性婚とか別姓婚とか、この後どのような法律的扱いになるのか、ちょっと気になるところです。

 

現行憲法は結婚についてはこんなふうです。

 

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結婚は平等で対等な当事者の問題です。しっかりおやんなさい。そういう法整備をしとくから……って感じでしょうか。憲法って、プライベート領域もくまなく保障しているのですね。日常生活も憲法の手のひらの上にある、という感じです。

 

草案を見てみましょう。

 

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あれ? 婚姻関係だけの条項じゃなくなっていますね。

こんなふうに変わりました。 

 

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1項を新設。「〜しなければいけない」という義務が課せられました。

2項は“のみ”が削除されました。

3項は、「夫婦」から「家族」へ、社会の単位をぐっと広げた印象です。「配偶者の選択」もそうですが、「住居の選定」が削除されちゃったのはなぜだろう。

 

 家族かあ。

Q&AのQ19では、こんなふうに解説しています。

 

家族は、社会の極めて重要な存在ですが、昨今、家族の絆が薄くなってきて いると言われています。こうしたことに鑑みて、24 条 1 項に家族の規定を新設し、「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない」と規定しました。なお、前段については、世界人権宣言 16 条 3 項も参考にしました。 党内議論では、「親子の扶養義務についても明文の規定を置くべきである。」との意見もありましたが、それは基本的に法律事項であることや、「家族は、互いに助け合わなければならない」という規定を置いたことから、採用しませんでした。 

 

この法律案を作った人は、家族との関係がいい人ばかりなのかもしれません。

関係のいい人はいいんだ。問題はそうでない場合です。
毒を流し込むような親、どうしても手に負えない子、決定的に合わない舅姑 。
逃げても逃げても、そういう家族から逃れられないとしたら、どうしたらいいのだろう。

 

………そんなことを思いました。

 すべての法の基盤となる憲法で家族を規定するのは、危険じゃないでしょうか。