写・憲法やってみた

日本国憲法と自民党改定草案を写してみました。違うところも一つずつ見てみました。

前文:国のこころざし?

前文て、この国のこころざしを示したものなのでしょうかしら。
そんな印象です。

まずは現行憲法の前文から。

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…………崇高すぎる。

世の中はより美しくなるはずだ、いやボクがしてみせる!と理想に燃える「旧制帝国大学新卒24歳」のイメージです。

日本国民であるならば、世界平和を目指す自覚を持った主権者たれ!といふことなんでしょうか。世界市民の中の日本市民、という感じですかね。

ちょっと面映い。へへへ。 

 

さて自民党の草案は、前文を全部書き換えました。こんなふう。

 

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おや、「世界平和」が香り立たない。70年戦争をやっていない国だからかな。現行憲法の「戦争は嫌、戦争はダメ」感がないですね。


しょっぱなの主語が「日本国」「我が国」なんだ。

現行憲法では「国民主権」や「代表民主制」の考え方をかみくだいて説明していましたけど、草案では国民主権三権分立基本的人権を「わかりきっているもの」として書いてあるんですね。この辺が、戦後70年経った「民主主義国家の馴れ」なのだろうか。


なんとなく、この愛着ある会社を存続させなきゃいけない3代目の志!ってイメージ。社是みたいです。
でも国が会社と違うのは、真面目に働く人だけがいるわけじゃないってところだよなあ。そういう人をすべて切り捨てずに運営しなければいけないのですよね。大変。

しかし「良き伝統」ってなんでしょう。そこも「わかりきっているもの」なのかな。でも私にはわかりませんのです。